適当に仕事をしていても頑張っていても同じ一日

私は、適当に仕事をするのが嫌いだ。 でも、適当に仕事をしているという実感を感じることがある。 いつも頑張っているけれど、 ストレスからか頭痛、腰痛、腹痛、背中痛、首痛、が頻繁に起こり、 酷い時は、身体が思うように動かない。 そんな時に適当だったな。と感じることが度々ある。

結果的に達成した仕事量が減っているかと思いきや、それなりにできている。 「なぜだろう？」 繰り返すうちに不思議な感覚を得ることができた。

早くやろうと頑張るほどに無駄が生み出され、遅いほどうまく回る景色がある。 外部的要因によるものだけれど、 突然仕事がキャンセルになったり、急な仕事が舞い込んできた時に、早くやったからよかった。というよりも仕事が遅くなってしまった時の方が、うまく回る回数が多い。 端に、運が良いだけかもしれない。 でも、もしかしたらそういう風に私はできているのかもしれない。

少しだけ「運命」を感じる。 頑張れば頑張るほどに疲労が蓄積され、身体のあちこちに異変が生じてくる。 仕事以外の今を感じることがなくなり、 仕事に憑りつかれていく。 ご飯の味が分からなくなり、ご飯を口にすると吐き気が襲ってくる時も。 寝ている時も仕事でうなされ、一睡もできない日々も。 頭痛薬の服用で急患にかかることも。

全て、「あなたはそこで頑張る必要はない。」 と言われているかのように感じた。 こんな宗教染みた感覚は、あなたはおかしいです。 と、思われるかもしれないけれど、 頑張らないほどうまくいくということは、そういうことなんじゃないかとも思いたくなった。

私は、私には、この道しかない。 と、ずっと思ってきた。 けれど、もし違う道を選ぶことができたらそっちの方が良いんじゃないだろうか？ 想像の中では、のんびりとゆったりとした気持ちの落ち着いた自分がいる。

「本当は、ここを目指したい。」 でも、逃げ出せない。 もし、私が逃げたら巻き添えになる人がたくさんいるから。 そもそも逃げれるの？ 夜逃げ？逃亡？失踪？ 最悪の光景ばかり浮かび上がる。

じゃあどうする？本当にするか？出来るのか私？ 今のままでも、しばらくは同じ生活ができる。 だからといって、このままでいいはずはない。 ずっと先を見てきたけれど、どう考えてもいい方向へは向かわないと感じる。 そう感じるのは、ただの直感かもしれないけれど、 天の導きみたいなものも感じる。 またまた、現実逃避した発言ですが、肌で感じる部分は大きい。

「頑張れ私！」 ここまで頑張ってきたけれど、頑張る方向は意識してこなかった。 今考えれば、ここしかない。というのは、自分への決めつけの他ならない。 自分がそうありたいなら良し。 けれども私は、自分を取り戻すための選択肢が欲しいし、 別の場所で頑張ってみたい。 ここではない。他の場所で。頑張る私を見てほしい。

それほどまで頑なに拒絶する今の職場でも、頑張ることでどうにかなると変に信じていた。 それこそ信者ではないのか？ 職場におびえ、それでも戦う意志を強く持ち、逃げることは負けだと踏ん張り続ける。

「適当に仕事をしていても頑張っていても同じ一日」 だから、このまま適当に仕事をするのか？ 自分が嫌う気持ちを抱えながら一生を終えたいの？ できるのかどうかじゃない。 するかしないか。 私は、どうしたいの？

そのために頑張ろう！ 自分で良い道を考えてあげないと、悪い道ばかり進んでしまう。 進みたくない方へ、なぜか進んでしまう。 選んでいるのは全て自分。 人に導かれることも、強要されることもあるけれど、自分の意志で人生は進んでいく。

同じ一日を過ごすなら楽しい方向へ自分をもっていってあげたい。 端に逃げるのではなく、頑張ろうとする自分へ勇気をもって応援してあげたい。

頑張るあなたは、素晴らしい。 とても誇らしいことなんだ。 誰にだってできない。 私にしかできない頑張りをずっと応援してあげたい。

あじはた