
何でも頑張る?
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何でも頑張る?
「何でも頑張りすぎることは今すぐ辞めよう」 仕事をする時も。 ご飯を食べる時も。 寝る時も。 話す時も。 休む時も。 お出かけする時も。 いつでも、どこでも、頑張りすぎることは今すぐ辞めよう。
いつも頑張りすぎるあなたは、周りからの評価も高く、「頑張る人」という レッテルを貼られ、あなたに頼めば大丈夫だと。そう思わせる。
けれども、実際は、ただ頑張っているだけの人。 頑張りすぎて、根を詰めて、張り詰めて、心を失くす。 自分は、一体何がしたいのか? 自分という大事な存在が、どんどんと失われていく。
頑張るのは、とても良いこと。 頑張っている人を見るのは、とても心地よいし、守りたいと思う。 けれども、皆が皆、そう考えているわけではない。 あなたを利用しようとしている人は、たくさんいる。
あなたが、頑張りすぎるおかげで、楽をしようとしている人。 あなたが、頑張りすぎるおかげで、成果を上げている人。 結局は、自分のため。自分が楽をしたいがために、言うだけの人もたくさんいる。 人のことに目を向けてしまうと、なおさらに自分が嫌になってしまう。 「何のために・・・。」
本当にその通り。何のために、君は頑張っているのだろうか? 頑張ることが正義だと、頑なに自分自身を追い詰めているのは、君なのかもしれない。 だから、本当は、楽しいことも素直に楽しめない。 つい頑張ってしまう。
頑張ってご飯を食べる。
頑張って寝る。
頑張って休む。
いつしかそんな生活が身についてしまう。 歩く速度も人より早く、手を動かすのも素早く、処理を早く。 時間に追われ、いくら処理をしようとも片付かない心。 いつもざわつき、張り詰め、余裕のない心。 少しでも乱れれば、あっという間に自分を見失い、豹変する。 それでも、頑張る。頑張り続けてしまう。 決して楽しくはない。 だから、もっと頑張る水準を引き下げよう。
張り詰めてしまった思考をもっとお腹の下の方へ、押しつぶし、空いたスペースを「余裕」 で埋め尽くす。 「今」は、頑張る時なのか? 常に意識し、気持ちだけでもだらけよう。 歩く速度を抑え、すぐに動かない。一呼吸し、気持ちにリラックス。 張り詰めた心は、ゆっくりと溶かしていこう。
リラックスは、頑張る必要がないのだから。 ゆっくりと、ゆっくりと、心の余裕を増やす。 急がずに、マイペースで、ゆっくりと、進む。 何でも頑張ってしまうからこそ、必要な考え方。 ひと休みを取り入れよう。 意識して行動をゆっくりにしてみると、 自分はもっとできる。もっと頑張れるんだ。と思うかもしれない。 自己意識が高く、自分に負けたように感じるかもしれない。 けれども、それはただのプライド。 自分自身の心の不調をきたす主な原因の一つ。
「正しい。」は、何でも頑張ることじゃない。 いつも普通に頑張っていると、当たり前になり、過剰になり、敏感になり、正義を振りかざす。 あなたが頑張ることで、数人は救われる人がいるかもしれない。 けれども、それ以上にあなたを軽蔑する人がいることを忘れてはならない。 答えは自分の中にある。
頑張るのは良いことだけど、 余裕をなくし、苦しいほどに頑張りすぎるのは、どうなんだろう? 逃げ道がない。選択肢がない。これしか無い。 そんな風に考えてしまうのは、とても悲しい。 自分が頑張りたい時に、頑張りたい。
人のために、自分のために、大切な人のために、ものすごく頑張りたい。 そう考えると、いつもは頑張らないから、スルーが必要。 何でも聞かない。聞こえない。 何でも動かない。動じない。 この先の人生をテーマに掲げた時、 今の君は、何に頑張る必要があるのだろうか? そのために頑張ろう。
頑張ることは素晴らしい。 もっと讃えてほしい。褒めてほしい。 「頑張ってるね。」 そう言ってもらえるだけで、また頑張ってしまう。
あじはた