頑張る所で頑張ることがとにかく大事

どうしてそんなにも頑張るのだろうか？ 誰も見ていないし、誰も気に留めない。 ただ、ひたすらに頑張ることに何の意味があるのだろうか？

意味など考えるから集中できない。 進まない。遅くなる。 もっと早く。とにかく早く終わりにしたい。 ずっとそうやって生きてきてしまった。 気付くと20年以上が経過。 自分なりによく頑張ったと思う。

でも、何も結果に結びつくことはなかったように思う。 結果を生み出せなかったのは、自分がそこまでの人間だったから・・・。 力不足。現実が見えていなかった。 先を見据えてとにかく頑張った。 でも、今更になってどうしてそんなにもむきになっていたのか不思議に思う。

私は、どうしてもそこで頑張りたかった。 結果を出したかった。 結果を出すことができれば、何か変えることができていた。と今でも思う。 過去に戻ることはあまりない私だけど、 後悔が残る。

それだけ頑張ったのだから、何か欲しい。 「結局、何も得られなかった。」とか、頭をよぎる。 本当は、何も得られなかったわけではない。 頑張りとは、違うところでたくさんの幸せを得ることができている。

私が勝手に頑張ったことで、一緒に頑張ってくれた大切な人がいる。 沢山応援してもらった。 勇気をもらった。 心も救ってくれた。 一緒に悩み、ともに怒ってくれた。 本当は、自分の力で何とかしたかった。 たくさんもらった分、もっとたくさん返したかった。

だから、ひたすらに頑張ったとも思う。 でも、結果がでなければ何の意味もない。 想いだけでは、何も変えることはできない。 「本当にそこで頑張る必要があったのだろうか？」

頑張る所で頑張ることは、とにかく大事。 諦めてしまえば、行き場を失ってしまうから、 自分のためにぜひ頑張ってほしいと願う。 そして、たとえ結果に結びつかなくても、自信をもって取り組んでほしい。 「頑張る所で。」

私のように頑張らなくてよいところで、頑なに頑張る必要はない。 他人のために自己を犠牲にし、家族を犠牲にし、すさんでいく必要はない。 「頑張る所」で頑張ろう。

「今、頑張る所？」 無駄に頑張っても、本当に誰も見ていない現実がある。 見えていても、見ないのだと思う。 人のことだから。自分には関係がないから。見ないふり。 できないふり。やらせとけばいい。 そんな風に思っているのかもしれない。

あなたを助けてくれる人には、あなたの頑張りがしっかりと見えている。 あなたが助けてあげることで、感謝してくれる人にも、きっとあなたの頑張りが伝わるだろう。 でも、だからといって、何もしてくれない人だから頑張ってあげないのは違う。 少しだけ頑張ってあげる。

頑張りすぎると、無駄に感じ、嫌気がさし、悪意が芽生える。 自分の責任だと感じてしまうと、己を犠牲にし、進んではダメは方へ向かってしまうから、 そうならないでほしいから、「頑張る所」が大事。

「分け隔てなく」とは対照的に、完全に分別することも大事なことだと思う。 そして、思ってはいても行動には出さない。 極端に行動してしまうと、気づかれ、逆に攻撃の対象になることもある。 上手く行動する。上手く頑張る。上手く生きる。 言葉で言うだけならとても簡単なことかもしれない。 肩の力を抜いて、リラックス。リラックス。 焦らない。

一日の内、ちょっとだけ頑張る。 あとは適当に頑張る。 余力を残し、家に帰ることに頑張る。 時間が長かったら、頑張ることを諦める。 いつも頑張っているあなたなら、もっとうまく頑張れるはずだ。 精いっぱい頑張って、精いっぱい気持ちに余裕を持とう。 さあ、今日も頑張ろう！

あじはた