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幸せな感覚

幸せな感覚を忘れない

幸せな感覚をいつまでも覚えていたい

幸せな感覚は、すぐに忘れてしまう。 大声で笑ったり、とてもうれしかったり、ただそばにいるだけで幸せだったりするのに、 すぐに忘れてしまう。


大事な人がすぐそばにいるのに、何気ない幸せを自分で手放してしまう。 「今、ここに幸せがある。」 いつもそう思いたい。 隣にいる。顔を見ることができる。 泣いている顔も、怒っている顔も、真剣な表情も、悔しい顔も。 その時のその顔は、今でしか見ることができないのだから、 もっと大切に「幸せ」と向き合いたい。 覚えていたい。


先のことばかり考えて、今を見ない。見ようとしないのは、ものすごくもったいない。 今は、この瞬間にしか訪れない。 だから、精いっぱい手を伸ばして掴み取りたい。 いつも自由に、何でも自由に、いつでも、どこでも、小さな幸せを手に入れることは今の私にはできないけれど、 ちょっと手を伸ばせば届くところに転がっている。


ただ、自分が見つけないだけ。見ないだけ。見ようとしないだけ。 忙しさにかまけて、理由を付けて、幸せから遠ざかる。 選んでいるのは、いつも自分。 何が大事で、何が重要なのか。わかっているようで全く分かっていない。


自分の中の幸せは、他人とは無縁。 自分さえ良ければいいわけではないけれど、 自分が幸せに感じないのであれば、人を幸せに導くのは難しいと思う。 感覚的には、自分の幸せを人に分けてあげる感じかな。 そう考えると、たくさんの人から幸せをもらっていることを感じる。


と、同時に嫌なこともたくさんもらってしまっている。 もちろん、幸せをたくさんもらいたいし、できれば嫌なことは断固拒否したい。 嫌な事ばかり考えていると、幸せを見逃してしまう。 だから、自分から見つける努力が必要なんだと思う。


周りを見渡すと、幸せを見つけるのが上手な人がいる。 よく笑い、よくしゃべり、周りの人を幸せな気分にさせる神様みたいな人。 私の周りにも神様がたくさんいる。 今まで、全然気づかなかったけれど、陰で支え続けてくれている。 何気ない言葉。気を使って話している話し方。 自分も大変なのに、人のことを気遣ってくれる優しさ。 どう話せば。何を話せば。どこから話しかければいいのか。すごく考えてくれている。 のに・・・。 自分で精いっぱいとか考えている人には、何も伝わらない。


分かろうとしないと見えてこないものはたくさんある。 「今まで全然気づかなかった。」「ゴメン。」 小さな幸せは、そこら中に転がっている。 見つけて拾い集めることができれば、大きな幸せを感じ、充実した日々を送れるはずだ。 小さかった頃は、自然とできていたことだと思う。 大人になり、いつの間にかできなくなってしまっている自分がいる。


逃げだろうか。現実から目を背けたいがために、今を手放す。 幸せから目を背け、何もないところに服従し続ける。 「これで間違っていない。」 そう自分に言い聞かせなければならないほど、苦しい道を選んでしまう。 頑張っているから「正しい」のではない。 幸せを導いてくれる人たちと一緒に過ごすために頑張ることが今の私には必要。 そのためには。そのためには。そのためには・・・。


先のことを考え、今自分にできることを頑張る。それは大事。 でも、そのために幸せを踏みにじるのは間違っている。 「そんなところでいつまでも無理に頑張ってないで、早くこっちに来なさい。」


沢山の幸せを感じられる自分を取り戻すために必要な事。 やろうとしないと一生できない。 今までできなかった分、どうすれば補えるのか。必死に考え、行動に移しなさい。


幸せは、簡単に逃げてしまうし、見ようとしなければ見つからない。 人それぞれ答えは違うけれど、今の自分にとって一番大切なことは何だろう? 手にできたら忘れずに覚えていたい。 幸せな感覚もすぐに忘れてしまうから、頭の一番先に並べておきたい。


大切な順番を忘れなければ、たくさんの幸せな感覚が訪れる。 「幸せな感覚をいつまでも覚えていたい」 写真をいっぱい撮って、その時の大事な感覚をいつまでも覚えていたい。 一番幸せなことほど、すぐに忘れてしまうから、 大事に大事に抱え込んでいきたい。



あじはた