自分をつまらなくさせているのは一体何だろう？

自分は、つまらない人間。 そう思わなければ、浮かんでこないフレーズ。 考えてもなかなか出てこない。

常に原因を探したい私は、ある日、とてもつまらない人間であることに気付いた。 単純に余裕がない。何をするにも余裕がない。 ただ、歩くのでさえも、話す時も、行動の全てに余裕がない。

余裕がないだけが、つまらない原因ではないけれど、大きな要因の一つ。 つまらない。ああ、何て私は、つまらない人間なんだろう。 仕事だけが生きがい。そんな風に感じる。

実際、仕事は、とても嫌だし、やりたくない。 できれば代わってもらいたいし、放棄したい。 「どうしてここにいるんだろう？」

決めたのは、自分なのに。不満。苛立ち。怒り。 自分の選択を全面否定してしまう自分がいる。 人が悪い。環境が悪い。内容が悪い。全て人のせい。 いくら頑張っていても、繋がらない。 解放へ向かう糸口が得られない。

やりたくないけれど、やらなければならないこと。 頑張りたくないけれど、頑張らなければならないこと。 何も結果が得られなかった自分は、本当につまらない人間。 だから、仕事が生きがいという風になってしまう。

何の楽しみもなく、待ちわびることもない。 それでも頑張ってしまう私の精神。 頑張っていれば、いつかは・・・。 そんな、はかない希望ばかり。できもしない理想論だけ。 本当につまらない人間だと思う。

人生を生きるうえで、つまらない人間になりたかったわけではない。 もっと楽しみたいし、心豊かに過ごしたい。 例え、つまらなくさせている原因が、仕事であったとしても、 そうさせているのは結局、自分自身。 人生の選択を自ら選んで、そこにいる。

考え方を変えれば、環境を変える必要はないかもしれないけれど、 そんな風に考えてしまっては、一生が終わってしまうと感じる。

どうにかなるかもしれない。そんな淡い期待で20年以上頑張ってしまった後に気付いた。 自分をつまらなくさせているのは、結局は自分。 理想に現実がついていない。 つまらない方へ足を運ばせているのは、自分の判断。 間違っていた。と思いたくないから、しがみついてしまったけれど、自分を大きく変えるには、スパっと環境を大きく変えることも必要だと痛感した。

私には、できない。 とずっとそう思っていたけれど、できてしまったら、心の開放を得ることができた。 何事も、やる前は、不安だし、心配。 大人になっても、それは変わらないし、責任が大きくのしかかってくる。 自分の勝手な判断だけで、決断することができなくなってくる。

難しい決断程、よく考える必要があるし、結論まで時間がかかる。 急いで決めたら後悔ばかりになってしまうから、ずっと考えていた。 自分の頭の中で収拾がつかなくなってくると、投げやりになり、自分を見失う。 神頼み。 勝手によくなってくれないかな。そんな風に諦めてしまう。

自分自身への諦めも、つまらなくさせている。 「終わった。」 人生が終わったわけではないのに、終わる方へと自分を導いてしまう。

自分の中の答えが、不正解だと言っている。 だから、これ以上は、進みたくない。心底願っていても、勝手には変わらないから、自分で決断し、方向を変える。

例え、その先が不正解であったとしても、行動しなければ、人生があっという間に終わってしまうよ。何でもかんでも変えればいいってわけじゃないけれど、苦しむ方へは、行かないでほしい。

自分をつまらなくさせているのは、周りの影響も大きいけれど、結局は、自分自信の答えだと思う。答えが間違っていたり、正解が解らない時でも、答えを導くためにした努力は、 報われてほしい。頑張っている人が報われないなんて、おかしい。

頑張らない人が大勢いる中、私は、頑張っていると言える。できる、できない、で言えば、全然できていないけれど、まだまだこれからも頑張れる。 頑張ろうと思えるし、考え、自分を導くことができる。

自由に羽ばたくことができる。何もできないわけじゃない。考え、決断し、行動に移すことができる。そんな風に考えることが、心の豊かさに繋がると思う。

答えだけを探し求めていたら、あっという間に過ぎてしまう。 楽しむ余裕なく、つまらなくなってしまう。 ちょっとした喜びを得るためには、自分の心の開放が必要。 リラックスし、心を落ち着かせ、深呼吸。 今の過程を楽しむために頑張る。

自分の中に入ると、不思議と、充実感が得られる。 余裕を持つことを常に頭の先頭に掲げ、生き生きとした人間になるための判断軸。 今の自分に必要な言葉や思考を取り入れる。 つまらないばかりに囚われない考え方を身につけていきたい。 頑張ることができる私ならきっと大丈夫。 頑張れ私。

あじはた