思考の分離
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思考の分離
ある日、思考をくっつけていることに気付いた。 悪いことを良いことへ、良いことを悪いことへ、くっつけてしまっていた。 どちらも、「悪い方」へと思考を結び付けてしまうものだから、 いつも決まって悪いことを考えてしまっている自分がいる。
悪い方へ、悪い方へ、自分を進ませている。 例え、とてもハッピーなことだったとしても、 悪いことを考え出す自分がいる。 悪いこととは、自分のネガティブなイメージのこと。 つらい。苦しい。怒り。憤り。悩み。嫌だ。仕事のこと。 その多くは、仕事関連。 どうやら仕事のことで頭がいっぱいになってしまったようだ。
ふと、気付くと仕事のことばかり考えてしまう。 更に、嫌な方へ考えてしまうものだから、いつも苦しく感じてしまう。 そして、そんな嫌な思考を良いことへとくっつけてしまう。 喜ばしいこと。うれしいこと。大切なこと。 本当に大切にしなければならないことなのに、嫌な思考と結び付けてしまう。
例えば、「少しの家事を手伝ってほしい。」と言われたら、 そんなことしている場合じゃない。と、仕事と家事を一緒に考えてしまうし、 家族との楽しいお出かけも、効率と速さを求めるあまり、いつもつまらなくしてしまう。 子供たちとの今しかできない会話も、仕事と結び付け、偉そうに語りだす。
相手のゆったりとした会話を聞いてあげられるだけの、ふところがない。 余裕がない。自分に。自分自身に。 全ては、自分なのに。 答えを人に求めてしまう自分がいる。 本当は、頭の中では、わかっている。 それでも、答えが出せないから、一生懸命頑張っているから、わかってほしいから、人に求めてしまう。
「物事を分離して考える。」 これは、これ。今の話であって、仕事と一緒にしない。一緒に考えない。 分けて、分離して考える。 時間を追わない。追われない。効率とか能率とか考えない。 とにかく急がない。 ゆっくりと。ゆっくりと。考える。
今は、この話をしている。結び付けない。結び付けない。 今ある時間を急がない。 今ある時間を大切に感じることで、幸せを生み出すことを心がける。 思考の分離を心がけることで、頭がスッキリする。
簡単にできるなら、すでにやっている。 できない。できていないから取り組む必要がある。 雑念は、ふと現れ、頭の中をかき乱し、不自由にする。 今、不安に思っていることが次々と現れ、ごちゃごちゃと結び付いてしまう。 思考が、不安と一緒にくっつき、今が不安・・・。 先のことや、未来のことまで一緒にくっつくものだから、不安でカオス。
物事を分離して考えるには、「気付き」が必要。 今の状況を捉える力。 不安に気付く力。 そして、その思考を分離して考える力。 気付くことで、一時的にでも今の状況が捉えられる。 捉えたら、元に戻し、リセット。 分かってはいても現状では、できていない自分がいる。
「わかってるんだ。」 言われたから、はいそうですか。とできるものではない。 段々と、少しずつ解放していければ、それでよし。 完全や完璧を求めない。これも大事。 少しでも、気付ければきっと大丈夫。 今の不甲斐ない自分を変えられるはず。
もっと前向きに考えたい。 「できた。」ことをもっと増やしていきたい。 少ししかできない・・・。 ではなく、ちょっとできた。 思考をくっつけてしまったと気付けたら、 物事を分離して分けて考えよう。 これは、これ。あれは、あれ。 今は、今しかない。 過去でも未来でもない。 今、頑張っている。
囚われない。解放するイメージで、取り組む。 イメージの解放。 宙に浮いているようなイメージ。 落ち着いてきたら、前を向いて頑張ろう。 大きく息を吸って、10秒止めて。 肩をストンと落とし、大きく息を吐こう。
「リラックス。リラックス。」 と唱えながら、今日も頑張ろう!
あじはた