「よく頑張った。」
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「よく頑張った。」
今日も一日、よく頑張った。えらいぞ私。 頑張ることは、他の人の目からは、ほとんど見えない。 一日中、その人に張り付いているわけじゃないから見えにくい。 だから、結果的に、頑張っているだろうなぁ。とか、よくやってる。とか、今までの経験と感覚で判断しているところも大きい。
結果を出している人が、頑張っている? では、結果を出さないと頑張っていないの?
「違くね?」 例え、ものすごく頑張っていても、答えを得られなければ、満足が得られない。 うれしい気持ちが欲しいし、喜びも欲しい。 誰も褒めてくれないから、自分で褒めるしかない。 何かを達成した時は、「よくやった私。」 あなたの頑張りを認めてくれる人は、あなたしかいない。 こう書くと、私は、とても寂しい人・・・。
それでも、頑張ったことを自分自身に猛アピールすることで、また、明日も頑張れる。 頑張りへの評価は、自分ではない、誰かに褒めてもらいたい。 そんな些細な積み重ねが、新しい自分を作り上げていく。 だから、「よく頑張った。」と声に出して自分を褒める。 何回も。何回も。
できなかったことへのしがらみが強すぎて、しょんぼりしてしまうから、 ネガティブに考え出してしまうから、今日が頑張れなくなってしまうから、声に出す。 「よく頑張った!」 褒めてくれるなら、何回言ってもいいんだ。 良いことは、すぐに忘れてしまうから、記憶の先頭にいつも誉め言葉を集めておく。
「頑張った。」 と言うことで、何について頑張ったのかを考え出す。 ポジティブなイメージを作る第一歩。 悩みが大きすぎると、そればかりを考え、自分自身を削ってしまう。 身を粉にして。 そんな時、少しの誉め言葉が身にしみる。
「今日も一日、よく頑張ったね。」 どっと疲れが押し寄せ、倒れるように横たわる。 とりあえず、今日の頑張りを認めてあげよう。 頑張った分だけ、疲れるのは当然といえる。 疲れた体と心を癒し、少しの間、そのまま横になろう。 次のことは、その次に考えよう。 すぐに動かない。じっとしている時間。 とても大切な時間。 休息と自分アピールの時間。 眠くなったら寝てしまおう。 明日のことは、明日考える。
そんな便利な頭だったら、どんなに楽だろう? 私の頭は、とにかく失敗したくないと訴えている。 失敗するのが怖い。 なぜだかわからないが、とにかく怖い。 何がどうなるわけでもないのに、怖さだけが先立ってしまう。 だから、次のことを必死で考え、脳内で加速させる。
「失敗しないためには、どうすればいいのか?」 そんなことばかり考えているものだから、自分自身の頑張りを認めてあげられていない。 頑張ろう。頑張ろう。頑張ろう・・・。 頑張っても頑張っても、つらくなる。 世の中には、もっと頑張っている人がたくさんいる。 自分は、頑張りが足りていないんじゃないか? そんな風に考えてしまう。
でも、そんな考えを持ち続けていたら、きっと私の未来は、楽しめない。 今を楽しめていないのだから、何かを変える必要がある。 頑張ることが正義だと。ずっと思ってきた。 頑張り方が違ったのかな? 私自身。今までよく頑張ってきた。と今なら思うことができる。 歳を重ねると頑張り方が変わるのかな? それもあるけれど、考え方が、思考が少しづつ変わってきたのだと思う。
とにかく頑張ることでしか、次に繋げられなかったから、 立ち止まり、休憩できたことで、大事なものが見えてきた。 本当に大事なものは、ちゃんと近くにある。 ありきたりな言葉だけど、とても身にしみる。
心に頑張りを。 私の心に温かみを与えたい。 「よく頑張った!えらいぞ私!」 自分自身をきちんと評価できるなら、きっと大丈夫。
さあ、声に出して 「よく頑張った!」 「頑張ったね。」 「ありがとう。」 まだまだ私は、頑張れる。 今日は、ぐっすり寝よう。
あじはた